ゴルフで勝つための脳と心の造り方

NICE ON 3月号【Vol. 413】


さあ、3月になりました!
いよいよコースでのプレーも回りやすい状態になって来ましたね。
ここで、今年こそ勝負するぞと思っている方のために
「ゴルフに大切な脳と心の状態をコントロールするコツ」をお伝えしたいと思います。

①頑張っても上手くいかない人へ

1)心の状態が、自分以外の周りの状況に左右されていませんか?
 普段の生活でもコース上でもそうなのですが、周りの多くの情報に惑わされたり振り回されたりしてし
 まいます。それは意識が自分以外のところに向きすぎている可能性があります。
 環境や状況など他人にあまり振り回されず、今の自分に意識を向けてプレーしてみましょう。

2)心の上手なコントロールは、受け入れることから・・・・・・。
 コースでプレーしていると、色々なことが思いもよらず起こってきます。
 これらに対し、どう対処するかを考え過ぎてパニックになる可能性があります。
 先ず大切なことは、過ぎたことを悔やんだり、あぁすれば良かったなどを考えずに、先ずはその状況をし
 っかり受け入れることです。

②結果を出す為の方法

1)Just notice
 「ただ、気付くだけ」を繰り返す人間は、往々にして物事や結果に評価を下したり判断したりして生きて
 います。これはとても大切で、生活していく上では必要です。これら周りの状態や環境に対して認知して
 いく脳の使い方を認知脳といいます。つまり認知して判断し、行動していく。ゴルフをプレーする為にも
 必要ではあります。

2)もう一つ、ゴルフを楽しく結果を出していく為に大切な脳の使い方
 それは「Just notice」する脳の使い方です。
 「ただ 気付くだけ」という脳の使い方、これをライフスキル脳と言います。
 例えば・・・・
 コースで、少しうるさい同伴プレーヤーと組んでしまったとします。
 こんな時、皆さんどう考えますか?
 「今日は、ちょっとたいへんそうだなあ~」とか「もう少し静かにできないのかなあ~」とか思ってしま
 うのではないでしょうか?
 これらは、周りの状態を判断したり、評価したりしていることになります。
 つまり認知脳を用いて回りの状態を評価して、出来ることなら変わって欲しいと願いながらストレスを自
 ら作り出しているのです。

結論から言いますと、人間を変えることは出来ません。本人が気付き変わろうと試みて初めて人は変わっていきます。
それでは、こんなうるさい人と同伴プレーする時はどうすればよいかと言うと先にお伝えした「Just notice」⇒「ただ 気付くだけ」を脳にインプットすれば良いのです。
例えば・・・・
うるさい方がいたら ⇒ 「うるさい人がいるなあ~」とただ気付く。これで終わりです。
「何で静かにしないんだ!」とか、「あいつのせいでミスしたじゃないか!」なんて思ってはいけません。
「ただ 気付く。」これだけです。ここがポイントです。

これを繰り返していると徐々に意識が自分の方に向いてきます。
この状態がトッププレーヤーの言う「集中した状態」と言うことになります。
ちょっと難しいかも知れませんが、少しずつトライしてみましょう!
きっと結果が変わってくるはずですよ。

志村 博康プロ(しむら ひろやす)

 志村 博康プロ(しむら ひろやす)

スイングファクトリー代表。高校卒業後アメリカ・サンディエゴに渡米し、USPGAプロのパトリック・E・ショウ氏に師事し、最新のゴルフ理論を学ぶ。カリフォルニアミニツアーにも参戦。京都初のTPI(Titleist Performance Institute)認定プロコーチ。メディカル、フィジカル、テクニカルにおけるゴルフのスペシャリストとして世界基準認定を取得しております。
現在、よしみねゴルフクラブ(京都市西京区)にて完全個人指導にこだわったマンツーマンレッスンを実施。

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